現在放送中のNHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」。
100年という長いストーリーだけに劇中には様々なキャラクターが出てきます。
中でも視聴者からの人気が高いのは、銀幕の大スターモモケンこと桃山剣之介ではないでしょうか?
モモケンには実在するモデルはいるんですかね?
視聴者も気になるところだと思うので、今回はモモケンのモデル候補について調査してみました。
【カムカムエヴリバディ】モモケンとは?
モモケンは朝ドラ「カムカムエヴリバディ」に登場する銀幕の大スター!
尾上菊之助さんが演じています。
桃山剣之介プロフィール
日本映画界を率いる銀幕の大スター。
時代劇映画の「棗黍之丞(なつめ・きびのじょう)見参」が大ヒットし、シリーズ化される。
清新な演技と甘いルックスを兼ね備え人気を不動のものとする。
デビュー作の「桃から生まれた剣之介」からモモケンの愛称で親しまれる。
数あるキャラクターの中でも、3人のヒロイン全員と関わりのある、かなり重要なキャラクターです。
またキャラクターとしての登場はありませんが、劇中モモケンは度々「バンツマ」や「アラカン」と比較されます。
「バンツマ?」「アラカン?」と思う人も多いと思うので、簡単に解説しておきます。
バンツマ:阪東妻三郎(ばんどうつまさぶろう)とは?
バンツマこと阪東妻三郎さんは、あの田村正和さんのお父さんです。
昭和初期二枚目俳優として一世を風靡した方です。
阪東妻三郎さんは1919年にエキストラとして映画デビュー。
1923年からは大部屋俳優になっています。
1年後には人気俳優となり、全国に熱狂的なファンが増えていきます。
1925年には若干25歳で、京都太秦に自身のプロダクションを設立。
人気俳優として活躍しますが、人気が落ちてきた1936年にプロダクションは解散。
その後は日活に移籍し、俳優として活躍をつづけました。
アラカン:嵐寛寿郎(あらしかんじゅうろう)とは?
アラカンこと嵐寛寿郎さんは、先程の阪東妻三郎さんらと一緒に6大スターと呼ばれていた2枚目俳優です。
1919年にます歌舞伎の世界に入ります。
映画デビューは1927年。
この時演じた鞍馬天狗が大ヒットとなり、鞍馬天狗はシリーズ化されました。
アラカンも1928年に自身のプロダクションを設立しますが、1937年に解散。
殺陣の名手として活躍。
立ち回りにおいてはアラカンに勝るものはいないと言われていました。
ちなみに森光子さんは従姉妹だそう。
【カムカムエヴリバディ】モモケンのモデルは市川雷蔵?
https://twitter.com/lNFNUMPgtzAz2qf/status/1489164818464444417
ここからはモモケンのモデルについてまとめていきます。
今回の「カムカムエヴリバディ」は朝ドラでよくある歴史小説ではなく、オリジナルストーリーです。
そのためモモケンも架空の人物であることは間違いありません。
ただ個人的には昭和の大スター・市川雷蔵がモデルになっているのでは?と思っています。
というのも劇中モモケンが出演する映画は、市川雷蔵が出演してきたパロディが多いからです。
桃から生まれた剣之介→桃太郎侍
新人俳優 #モモケン こと桃山剣之介の第一回主演作品は
「桃から生まれた剣之介」。映画館「銀馬館」に飾られた看板は、美術さんの手描きだそうです!#カムカム美術図鑑 #朝ドラ #カムカムエヴリバディ #カムカム pic.twitter.com/B3CPA9YJ53
— 朝ドラ「カムカムエヴリバディ」#カムカム (@asadora_bk_nhk) November 2, 2021
これが一番分かりやすいですが、モモケンの初主演作「桃から生まれた剣之介」。
桃太郎じゃないんかい!
とツッコミを入れた人も多いんじゃないですか?
明らかにこれは桃太郎侍のパロディですよね。
そしてこの桃太郎侍が初めて映画化された時の主演が市川雷蔵さんでした。
ちなみに1967年から68年にかけて放送されたドラマ版の桃太郎侍では、モモケンを演じる8代目尾上菊之助さんの実父、7代目尾上菊之助さんが桃太郎侍を演じています。
女狐乱れ桜→女狐風呂
今日の市川雷藏@女狐風呂1958 pic.twitter.com/691FXr4zDj
— 武邑廢杖子@ハイパー=セレンディピティスト (@P0LYPHEMUS) October 16, 2021
劇中、モモケンがまだ役名もない斬られ役だった頃に出演している映画が女狐乱れ桜です。
これも市川雷蔵さんの主演映画「女狐風呂」がモチーフなんじゃないかなぁと思っています。
棗黍之丞妖術七変化隠れ里の決闘→雪之丞変化
#朝ドラ #カムカム 妖術七変化、面白そうだな! 桃ケン、いまいちモデル見えない、雷蔵? けど菊之助が美形だから、長谷川一夫かなと思ってチェックしたら、63年作に「雪之丞変化」という映画がある。300本(!)記念作品 で、市川崑監督、他出演者も豪華、勝新や雷蔵も出てる!
— メモ8 (@nagao_memo8) January 16, 2022
2代目ヒロインるいとジョーの関係に大きく影響した映画です。
この棗黍之丞妖術七変化隠れ里の決闘は雪之丞変化がモチーフになっていると思います。
1963年に映画化され、市川雷蔵さんは昼太郎という役で出演しています。
また劇中では棗黍之丞は人気ドラマとしてシリーズ化されますが、これは市川雷蔵さんの代表さく「眠狂四郎」シリーズのパロディですよね。
モモケンと市川雷蔵の違い
https://twitter.com/mihhohchang1970/status/1486498014764015627
劇中初代モモケンは49歳で亡くなっていますが、市川雷蔵さんはもっと若い37歳で癌のため亡くなっています。
またモモケンには自分にそっくりな息子がおり、2代目モモケンを襲名し棗黍之丞シリーズをヒットさせていきます。
市川雷蔵さんにも3人の子供がいましたが、芸能界に進んだ人はいないそうです。
まとめ
https://twitter.com/nadesiko_jeje/status/1482933117161644038
今回は現在放送中のNHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」について、人気キャラクターのモモケンに実在のモデルがいるのか調べてきました。
公式な発表があったわけではないですが、個人的には市川雷蔵さんがモデルなのでは?と思っています。
市川雷蔵さんのことを知った上でドラマを見ると、また違った楽しみがあるかもですね!