2022年待望の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が面白い!
時代劇ぽくない演出が本当に面白く、これまで大河ドラマを見たことがない人でも、見やすいドラマなんじゃないかなぁと思います。
さすが三谷幸喜さんですよね!
ただ大河ドラマと普通のドラマの圧倒的な違いは、キャストの多さじゃないですか?
とにかく人がいっぱい出てきます^^;
それぞれの相関関係がとにかく複雑で、話に集中できないなんて声も•••
ただそこは人気脚本家の三谷幸喜!
ドラマをサザエさん一家に置き換え解説をしていて、それがまた面白い!と話題になっています。
そこで今回は、そのサザエさん家の解説をここでもご紹介していきます!
【図解】「鎌倉殿の13人」北条家と似ているサザエさん一家
三谷幸喜「サザエさんとカツオが手を組んで、マスオさんが死んだあとに波平を磯野家から追い出す」
鎌倉殿の13人の北条家について分かりやすいけどどんな説明やねんww #nhk pic.twitter.com/UC2WexghBE
— 霧。 (@kirifurikogen) January 9, 2022
三谷幸喜さん曰く、「鎌倉殿の13人」の北条家は「サザエさん一家」に似ているんだとか^^;笑
三谷幸喜さんらしい思考で、納得と笑いを誘ったのは言うまでもありませんが、その面白い内容が話題になっているようなんです。
2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は田舎の平凡な武家、父・北条時政を筆頭に「北条家」が平家に敗れて流刑の源頼朝をかくまったことからストーリーが始まります。
【図解】サザエさん一家と北条家
サザエさん一家と北条家をこちらの”図解”でご覧ください。
北条時政は波平で坂東彌十郎…..小栗旬さん演じる北条義時がカツオで姉の政子は小池栄子でサザエさん!
そして婿となる源頼朝が大泉洋で、マスオさんですね。
三谷幸喜さんが絶妙に解説してくれいるので紹介します。
面白い!「鎌倉殿の13人」サザエさん解説
2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の制作発表記者会見で、三谷幸喜さんは北条家をサザエさん一家に例えて爆笑をとったそうなんです。
その時の解説はこんな感じです。(facebookでその時の動画が見れます)
◆北条家について
父・北条時政
兄・宗時
弟・義時(主人公)
娘・政子
婿・頼朝
一番頼りになっていたお兄さんの宗時って人が戦争、戦で死んでしまうんですね。
それによって本来、北条家の中心になるべき人じゃなかった義時と言う青年が歴史の表舞台に駆り出されてしまって、(父)時政ととともに頼朝をサポートして鎌倉幕府を作るという風になっていきます。
何かに似てるなっていう風に思ったんですけど….
「ゴッドファーザーと」という映画がありまして「ゴッドファーザー」のマイケル・コルレオーネ、アルパチーノですね。
この設定とすごくよく似てる。
兄ソニーが殺されてやもなくマフィアを継いでいくという、おそらく「ゴッドファーザー」の原作者のマリオ・プーゾは多分、この鎌倉時代のこれに影響を受けて「ゴッドファーザー」を作ったんじゃないかなと思います。
えっ?
まさかのゴッドファーザー的解説?
サザエさんじゃないの?
安心してください!
サザエさん的図解はここからです。
お父さんがいて、娘がいて、弟がいて、婿がいる…
これもなにかに見てるなと思ったら、これサザエさんなんです!
間違いなく長谷川町子さんは、このことを知って書いたんじゃないかという。
ここにちゃんと頼家、実朝という子供もいますので。
タラちゃんですね。
三谷ワールド全開!
もうこの時点で会場は爆笑の渦最高潮です。
サザエさんでいうと、これ(婿:源頼朝)マスオさんですが、サザエさんとカツオが手を組んでマスオさんが死んだ後に波平を磯野家から追い出すんですから。
そう考えるとものすごいドラマがある。
しかも、そのあとタラちゃんも義時が滅ぼしてしまう。
でフグ田家が滅亡して、磯野家の鎌倉時代ができるわけです。
磯野家の鎌倉時代•••笑
三谷幸喜さんにしかできない発想ですよね^^
すでにドラマ「鎌倉殿の13人」は2022年1月9日から放送されていますが、時代劇なのにめちゃくちゃ見やすいと感じた方も少なくないんじゃないですか?
劇中の波平(北条時政)もどこかおちゃめで、北条政子とサザエさんは勝気なところがリンクしていたように見えました。
そしてなんといっても、大泉洋さん演じる源頼朝がすごい!
コメディ部分と超真面目な演技の使い分けが絶妙なんです。
例えば第一話。
ずーっとふざけていた源頼朝が、平家推しの伊東祐親に実の子を殺され激怒。
「許さん」と言ったときの大泉洋さんはカッコよかったですね。
でも、忘れないでください。
この人はマスオさんなんです。
これが三谷幸喜の時代劇なんだと思わされました。
三谷幸喜さんとサザエさんの因縁
これは知る人ぞ知るな情報ですが、三谷幸喜さんはまだ駆け出しの頃にサザエさんの脚本を手掛けています。
ただたった3話放送されると、クビになっているんですが•••笑
その時の3話がこちら!
「ワカメの大変身」(1985年7月4日放送)
「波平つり指南」(1985年8月4日)
「妹思い、兄思い」(1985年8月11日)
「タラちゃん成長期」(1985年8月18日)
問題になったのは4作目の「タラちゃん成長期」で、この作品で三谷幸喜さんはサザエさんの脚本をクビ”になっています。
2019年9月13日に放送された「ダウンタウンナウ」に出演した時、三谷幸喜はクビになった話をしています。
なんでも『タラちゃん成長期』脚本を読んだプロデューサーが大激怒!
『君はサザエさんの心が分かってない』と言われ、三谷幸喜さんは目の前で脚本を捨てられたそう。
三谷幸喜は「プライドを傷つけられた」と話しています。
でもそれもそのはず。
この作品はタラちゃんの夢の話でした。
タラちゃんが筋肉増強剤を飲んでムキムキになってオリンピックに出場する話だったということです。
サザエさんの世界観とタラちゃんのキャラがぶち壊しになったという見解だったのでしょう。
「時々やり過ぎるところがある」と、三谷幸喜さん自身も反省していました。
ちなみに三谷幸喜さんは1994年には舞台『音楽劇 サザエさん』を、2010年には実写版『サザエさん』を手掛けています。
三谷幸喜さんとサザエさんの間にわだかまりはなさそうですね!
まとめ
三谷幸喜さん脚本の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」がスタート直後から話題になっていますが、ドラマの中心になる北条家は実はサザエさん一家と似ています。
三谷幸喜さんの図解入りの会見が面白い!と話題になっているので紹介してみました。
三谷幸喜さんは解説をしながら、「こんなにもドラマチックな鎌倉時代をドラマに出来るのは脚本家冥利に尽きる」とも話しています。
今後の「鎌倉殿の13人」では、マスオさんがどうなるのか、カツオはサザエとどんな風に鎌倉時代を生きていくのか楽しみですね。