鎌倉殿の13人

【鎌倉殿の13人】八重の最後はどうなる?頼朝との悲恋のその後は?

(C)NHK

今回で61作目となるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。

三谷幸喜さんが脚本ということもあり、時代劇っぽくない演出が話題ですよね!

そんな中でも初回からかなり話題に登っているのが、主人公・北条義時の初恋の人で源頼朝の最初の妻・八重です。

今回八重は新垣結衣さんが演じているのですが、「ガッキー史上一番面倒臭い女」と言われるぐらい八重はメンヘラな女性として描かれています。

もちろんフィクションな部分が多いとは思いますが、今回の鎌倉殿の13人で八重の人生に興味を持った人が多いようなんです。

そこで今回は、新垣結衣さんが演じている八重についてまとめていきたいと思います。

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【鎌倉殿の13人】史実八重は頼朝との悲恋の末入水?

(C)NHK

まずは史実として伝えられる八重の生涯について紹介します。

八重は、伊豆地方の豪族・伊東祐親の四女です。

祐親は、平治の乱に源氏方が敗れて蛭ヶ小島に配流されていた源頼朝の監視役でした。

祐親が京都で大番役を務めていた間に、八重は頼朝と契り千鶴丸という子どもが生まれています。

祐親は平家への恩義と娘への愛情に悩んだ末、3歳にも満たない千鶴丸を轟ケ淵(伊東市)に沈め、八重を館に幽閉したと言われています。

この時、頼朝は北条時政の館へ避難。

八重は頼朝への思いから、6人の侍女と共に館を脱出。

現在の伊東市と伊豆の国市の間に位置する亀石峠を越えて北条の館へたどり着きますが、その時既に頼朝は北条政子と結婚していました。

愛する頼朝と結ばれることもできず、伊東の館にも引き返せない八重。

「吾は不幸にしてこの世を去るも魂は永くこの土に留まって女人の守護神とならん」。

そばに立っていた梛(ナギ)の木を折って、守山山麓を流れていた狩野川の支流・激流の真珠ケ淵に身を投げたとされています。

悲しみに暮れた侍女たちも自害し、八重の後を追ったそう。

後に侍女たちの慰霊碑が建てられ、「女塚」と呼ばれています。

ちなみに八重の子供千鶴丸を巡っては、平家の処刑の残酷さを知っていた祐親が密かに甲斐源氏に逃していたという説もあるそうです。

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【鎌倉殿の13人】劇中八重はほぼ創作!

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ここからは劇中での八重について紹介していきます。

ただ、最初に抑えておかないといけないポイントがあります。

それは今回、三谷幸喜さんは2人の女性をミックスして八重に仕立て上げているということです。

その2人とは、

・伊東祐親の四女・八重
・北条泰時の側室(泰時の母)阿波局

つまり新垣結衣さんが演じる劇中の八重は、史実に基づいている部分はあるにしろほぼ創作ということです^^;笑

先ほど史実としての八重の生涯を紹介してきましたが、これもあくまで伝承でどこまで本当の話かは分からないそう。

また北条泰時の側室・阿波局についても、北条泰時の母ということぐらいしか分かっていないようです。

ただ北条泰時は今後ドラマでも重要な役割を担ってくる人物の為、その母親についても劇中で登場させないわけにはいきません。

そのため史実にはありませんが、劇中では八重は今後北条泰時を産む設定になっているようです。

もしかすると三谷幸喜さんは、史実が分からない2人を同一人物にしたら面白い!と思ったのかもしれないですね。

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【鎌倉殿の13人】八重の最後はどうなる?

鎌倉殿の13人の公式ガイドブックは、まだ前半部分しか販売されていません。

そのためここから書く八重の最後についてはあくまで考察です。

八重の最後は・・・?

・義時よりも早く亡くなる(病死)
・義時よりも長生きする

の2パターンが考えられます。

個人的には、2つ目の義時よりも長生きする方ではないかと思っています。

なぜならドラマの構成上、義時よりも早く死ぬメリットが特にないからです。

例えば、八重や阿波局が「何年に病死した」というような史実が残っていれば、ドラマでもそれを描かないわけにはいかないと思いますが、八重や阿波局についてはほとんど情報がありません。

つまり三谷幸喜さんの思いのままです^^;笑

その場合、わざわざ早く死なせる理由はあまりないのでは?と個人的には考えています。

パートナーである妻の死はドラマチックな出来事です。

人によっては人生が変わるほどの衝撃があったりします。

しかも劇中、義時は八重が大好きです。

八重が死んだら影響を受けないはずがありません。

ひどく落ち込む義時の姿は、ドラマチックかもしれません。

ただ「最愛の妻を失った悲しみのあまり、執権も辞めることにした」ぐらいの展開がなければ、八重を死なせるメリットがないと思いませんか?

ただ義時は死ぬまで執権を辞めたという史実はありません。

辞めるどころか、義時は執権として幕府の実権を握り、北条氏を繁栄させていきます。

もし八重が死ぬとすれば、その死に方は病気くらいしかないのですが、死なせる筋書きにするメリットがないのです。

なので、個人的には八重は最終回まで登場すると考えています。

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八重の今後はどうなる?(20話までネタバレ)

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公式ガイドブックで分かっている範囲で、八重の今後を紹介していきます。

ネタバレを含みます。

ドラマを見る予定の人は注意してください。

2月20日時点では、鎌倉殿の13人は第7話まで放送されました。

ここまで八重の身に起きたことといえば、

・頼朝と契り嫡男の千鶴丸を産むが、実の父親にその子を殺される
・頼朝との子供を勝手に作った罰として、父の使用人江間次郎と結婚させられる
・頼朝を忘れられない八重に、北条政子が「諦めて」と引導を渡す
・千鶴丸が死んでいることを知る

とにかく第7話まで、八重には不幸なことしか起きません^^;

それでも強く生きる八重を新垣結衣さんが見事に演じていると思います。

第6話で、八重が千鶴丸のお墓の前で号泣するシーンは、話題になりましよね!

第8話以降、八重はどうなっていくんでしょうか?

・頼朝決起後、平家方の伊東家は三浦義澄が身柄を預かる
・八重が御所の女房として出仕を始める
・八重が義時の求婚を断る
・八重が頼朝の妾・亀にいじめられる
・八重が伊豆に戻る
・義時の想いが八重に届く
・八重が義時の嫡男(後の泰時)を産む

ガッキー史上一番面倒臭い女といわれるぐらいの八重は、第8話以降も長く頼朝を引きずります。

そんな八重を支え続けるのが、八重大好きの義時です。

義時は何度も八重に振られてしまうようですが、最後には想いが通じ2人には子供が生まれます。

これがドラマ前半、頼朝との悲恋後の八重の人生です。

後半は、北条氏がいかに栄えていくかが描かれると思います。

泰時の母である八重の登場も増えるかもしれないですね。

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まとめ

今回はNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で新垣結衣さんが演じる八重についてまとめてきました。

ここまで不運続きでいいところのない八重。

そんな八重役に新垣結衣さんをキャスティングするなんて、さすが三谷幸喜さんだなと思います。

これまであまり見たことがない、面倒臭い女を演じる新垣結衣さんが最高に面白いんです!

ドラマ前半は、残念な女かもしれませんが、大逆転で主人公の子供を産むことになります。

今後八重がどう巻き返していくのか、ドラマを楽しむポイントかもしれないですね!

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